調査の目的
昨今、日本食の健康への効果は世界中で注目されています。しかし、その日本食の中心であるコメについての科学的データはないと言われています。
本研究は、公益社団法人生命科学振興会研究調査部と東洋ライス株式会社らが協力して学術委員会を設置し、「食と健康に関する実態調査」を行い、コメ食の健康効果を明らかにすることで、国民全体の健康長寿を実現できるような科学的データを得ることを目的とします。研究結果は公表する予定です。
現在、我が国の医療費は年々増加し、このままでは国の財政は破綻するといっても過言ではありません。言い換えるとそれだけ病人が増加しているだけではなく、それを介護する側も大変な状態であり、病苦と相まって大きな問題を孕んでおります。
我々は、病人増加の要因の一つに、日本人の主食である「コメ」が関係していると考えています。コメは他の食べ物と異なり食べる頻度が高く摂取量も多いことから、そのコメの栄養成分の多寡で健康度に大差が生じると予想されます。さらに、コメには未知の成分が含まれているとも考えられることから、常食者が病気の改善や健康効果を感じているとの情報が多く見られる「玄米」、「金芽米」、「金芽ロウカット玄米」等のコメの栄養成分を多く残されているコメの有効性については、科学的な検証が急がれるところです。
そこで私達は、コメの健康効果を科学的に明らかにする「食と健康に関する実態調査」を実施することを計画しました。